| 補足情報 ● 創傷の治癒にかかせない成長因子
「傷が治る」というと簡単に聞こえますが、実はかなり複雑な現象が次々起こる事で成立しています。その過程で成長因子が複雑な過程の統合指揮をしていると考えられています。その治癒を促進する方法として湿潤療法(うるおい療法,閉鎖療法)という方法を提案している医師のグループがあります。 傷が出来ると成長因子が傷口に集まって、濃度が増します。しかしながら、絆創膏などは成長因子を拡散させ濃度が高まらない。そこで、シリコン等のシートやジェルで創傷を閉鎖する。これにより成長因子の濃度が高まり、治癒が促進されます。要するに,閉鎖された環境でこそ,コラーゲン産生も,上皮化も,血管新生もうまく進み、て,ターゲットとなる細胞にとっても,体温により近い温度のほうが増殖にも有利なことは常識的にもわかります。又この温度保持が創傷被覆材による閉鎖でもたらされます。この事は日経ヘルス平成16年6月号で「潤い療法で肌代謝アップ」としても紹介されています。
●プラセンターエキスとグロスファクター
プラセンターの最大の効能は12種類程度の異なる成長因子によるものだと言われています。そのプラセンタに含まれているという成長因子とは、上皮細胞増殖因子(EGF)、肝細胞成長因子(HGF)や神経細胞成長因子(NGF)、線維芽細胞成長因子(FGF)、インシュリン様成長因子(IGF)、免疫力を向上させる成長因子などのことで、プラセンタ内に数多く存在しています。
プラセンタの成長因子は、もともとは胎児が母親の体内で急速に成長するための細胞分裂をコントロールするもので、栄養分というより、むしろ細胞分裂を可能とするDNA情報が含まれた情報伝達成分と考えられます。
これが細胞に到着した時に細胞が成長因子を必要な状態なら、細胞の中に入れる特殊な通路(鍵穴)経由で入ることができ、成長因子が細胞に増殖指令を出し、新たな細胞に分裂さる(新陳代謝)というわけです。
たった10ヶ月でひとつの細胞を40〜60兆個からなる遺伝子情報を持つ身体に作り上げる役割のプラセンタには、こういった成長因子が多く含まれてるのです。
● 成長因子とペプタイド
ペプタイドとはアミノ酸とタンパク質の中間の大きさのもので成長因子もペプタイドの一種です。成長因子には分類されないペプタイドも生体内で非常に有用な働きをしているものがあります。例えば銅ペプタイドは創傷治癒やコラーゲンの増殖に大きく関わっています。
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